苫小牧市本幸町のデイサービスセンター「こぶし」を利用する高齢者たちが作った香り袋「コブシェ」が、福岡県直方市で10日に開かれるチャリティーイベントで活用される。きっかけは作品の材料がイベントの主催団体から提供されたことで、こぶしを運営するコミュニティ苫小牧は「今後は福岡の皆さんにも喜ばれる活動を続けたい」と話している。
コブシェは、こぶしの利用者が作業活動で手掛けている品。細かく削ったせっけんをコーヒーフィルターに入れて毛糸で閉じ、さらに廃封筒でパッキングして完成させている。
循環型社会を意識し、基本的に企業、団体、個人から提供された材料を使っているのが特徴。この取り組みをインターネットの投稿サイトで知った直方市のボランティア団体「ほっとけんチャー」からは4月、毛糸85玉とせっけんがこぶしに寄贈された。
喜んだ利用者たちは、贈られた品を使ってコブシェを作り、同団体に6月下旬、お礼として50個を送った。10日に開くイベントの入場者に記念品として配布される。美容や癒やしに関するさまざまな体験ができ、入場料は地域福祉などに役立てるチャリティーイベントという。
コミュニティ苫小牧は「誰かのために―という思いで、高齢者は一生懸命に作品制作に取り組んでいる。今回つながったご縁を大切にしていきたい」と話している。
















