参院選道選挙区(改選数3)は、10日の投開票まで最後の日曜日となった3日、自民党総裁の岸田文雄首相、立憲民主党の泉健太代表が来道し、大票田の札幌市中心部で街頭演説を行った。両党とも有力2人の候補を擁立し、「2議席獲得」を目指して大接戦が続く全国有数の激戦区。気温が32度まで上昇し真夏のような暑さの中、両党首の舌戦もヒートアップした。
岸田首相は、現職の長谷川岳氏(51)と新人の船橋利実氏(61)の応援のため来道。札幌の2カ所で街頭に立ち、両氏も合流した。
大通公園でマイクを握った首相は「この夏の一大決戦の参院選も残すところ1週間。全国で激しい選挙戦を展開しているが、ラストサンデーは大激戦区の北海道を選んだ」と切り出し、新型コロナウイルス対策、外交・安全保障、物価高騰対策を軸に演説した。
首相は「国の内外の大きな課題に向き合い、そして乗り越えていかなければならない。難しい時代を迎えている」と指摘。ロシアのウクライナ侵攻に関して「ある日突然、武力で侵略していく。こんなことは世界のどこであっても許してはならない」と強く非難し、「国際社会と連携し、こうした暴挙には高い代償が伴うことを示さなければならない」と力説。ドイツで開かれた先進7カ国首脳会議(G7サミット)、スペインでの北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席し、「平和を守るための取り組みを連携し、進めていくことを確認した」と成果を強調した。
物価高騰対策については「政府に本部を立ち上げ、私が本部長になった」と説明し、「エネルギーと食料品価格高騰が大きな要素。この二つの分野にピンポイントで的確に対応していく」と力を込めた。
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泉代表は、現職の徳永エリ氏(60)と新人の石川知裕氏(49)の応援のため来道。札幌の3カ所で街頭演説し、両氏も合流した。
中央区の紀伊國屋書店前でマイクを握った泉代表は参院選終了後、3年間は大型の国政選挙の予定がない状態を与党側が「黄金の3年」とささやいていることについて触れ、「道民や日本国民にとって黄金ではない。ただ単に自民党、政府だけが黄金だ。許してはいけない」と声を振り絞った。
円安、物価高騰に歯止めがかからない状態を指摘し「自民党は庶民、国民の方を向いていない」と批判。「われわれは政策を突き付けているが、岸田さんは全くやらない」と述べ、岸田政権は「絶対、替えなくてはならない」と力を込めた。
さらに「私も奨学金という名の借金を背負って大学を卒業した一人」と説明。「アベノミクスにより経済格差が広がり、それが教育格差になり、行きたい学校に行けない子どもたちも数多くいる」と指摘し、「そういうことにこそ、お金を使おうと立憲民主党は訴えている」とぶち上げた。
安全保障にも触れ「自民党などは、中身が分からないのに防衛費を倍増するという」と疑問視。核共有も取りざたされていることに関しては「核兵器を配備したら、間違いなくその兵器が狙われる。非常に危険な政策だ」と声をからした。



















