苫小牧市山手地域包括支援センターは、高齢者の健康維持のために考案された「シルバーリハビリ(シルリハ)体操」を体験するシルリハサロンを、担当地域の個人宅で開く活動に取り組んでいる。運動の機会が欲しいという高齢者のため、山手町の個人宅で月1回ペースで実施しており、指導士資格を持つ市民が指導している。
シルリハ体操は、日常の動作をスムーズにする筋力や柔軟性を維持することを目的に、茨城県で考案された運動。苫小牧市は2020年度から、高齢者の介護予防策の一環で指導士を養成し、体操の普及に努めている。
山手町のサロンは、数年前に足の骨折や膝の手術を経験した70代の女性の「もっと動けるようになりたい」という願いに応えるため2月にスタート。養成講座を修了して昨年12月に指導士資格を得た桜木町の伊藤久美子さん(81)が毎月1回、女性宅を訪れ、個別に体操を指導している。
5回目の6月28日は首や肩のストレッチ、いすに座ったままももを上げ下げする運動などを20分程度行った。以前は難しかった運動もこの日はスムーズにでき、女性は「確実に運動の成果が出ている」と笑顔。自身も人工関節を入れているという伊藤さんは「体の痛みを経験した人でないと、つらさは分からない。自分の経験が他の誰かのために役立てられて本当にうれしい」と話した。
同センターでは今後も担当地域内で同様のシルリハサロンを開き、高齢者の健康づくりにつなげたい考え。
















