苫小牧市双葉町のこども食堂「木と花の大ぼうけん」を利用する子どもたちが、今月市内で開かれるがん征圧のチャリティーイベントの会場で販売する缶バッジとキーホルダー作りに励んでいる。イベントを主催するリレー・フォー・ライフ(RFL)ジャパンとまこまい実行委員会からの働き掛けで始まった初の試み。売り上げは全額寄付、対がん活動に役立ててもらう。
チャリティーイベントは17日、出光カルチャーパーク(末広町)で開催。がん治療の経験者、支援者らが集まり、がん制圧や亡くなった人の冥福を祈りながら会場内を歩くほか、体験発表や音楽ステージなども行う。
地域の子どもたちにも活動に携わってもらおう―と実行委の下村達也事務局長が4月、こども食堂を運営するNPO法人木と風の香りに協力を依頼。こども食堂が開かれる日曜日ごとに訪れ、子どもたちと「どのようなことができるか」を話し合ってきた。
自宅の庭でレモネードを売って小児がん治療の研究費を集めたというアメリカの少女の話を下村さんが子どもたちに聞かせたことをきっかけに、グッズを自作して販売することが決定。グッズは缶バッジとプラスチック板のキーホルダーの2種類で、イベントを支援する企業に協力を要請し、材料や製作機材の提供を受けた。
キーホルダーは円形で、「HOPE(希望)」の文字をイラストやシールなどで飾り付けたデザイン。子どもたちは心を込めて一つひとつ丁寧に仕上げ、「上手にできたよ」「買ってもらえるかな」と目を輝かせていた。
イベント当日は会場にブースを設け、子どもたちがそれぞれの思いを伝えながら購入を呼び掛ける。販売時間や価格は未定。売り上げは実行委を通じて日本対がん協会に寄付し、がん治療の研究や相談事業に活用してもらう。
NPO法人木と風の香りの辻川恵美代表は「子どもたちに貴重な経験をさせてもらう機会をいただき、本当にありがたい」と笑顔。下村さんは「自分たちで得たお金を自分じゃなく、人のために使うという経験を通し、何かを学び感じ取ってもらえれば」と話している。
















