全国的に新型コロナウイルス感染が再拡大し、変異株への置き換わりも懸念される中、胆振管内も感染再拡大の兆しを見せている。6月は新規感染者数が小康状態となり、前週の同じ曜日を下回る日が続いたものの、4日以降は4日連続でプラス。中でも苫小牧市は先取りする形で前週から増加に転じ、苫小牧保健所は「引き続き感染対策を」と訴えている。
管内の日別新規感染者数は直近1カ月間、おおむね減少で推移していたが、4日以降は前週の同じ曜日を上回る日が続き、7日は18日間ぶりに50人を超えた。6月中~下旬に12日連続で前週の同じ曜日を下回り、同27日には1月11日以来6カ月弱ぶりに感染者数が1桁になるなど、「第6波」以降では最も落ち着いた状態だったが、再拡大の傾向を示している。
中でも苫小牧市について保健所は「憂慮される状況」と警戒する。週別感染者数は前週(6月26日~7月2日)、6週ぶりにプラスに転じており、保健所は「札幌、北広島、千歳、恵庭も前週は増えた。人の流れの活発化を示すように、道央圏で感染が拡大しつつある」と指摘。「苫小牧はこれまでも管内で先行して広がってきた。ここで対策を徹底しないと再拡大する」と強調する。
市内では行動範囲が広い若年層、30代以下が感染者数の約6割を占め、「今後、仮に変異株に置き換わったとしても、対策は変わらない。マスク着用と手指消毒が基本」と説明する。今後は「とまこまい港まつり」をはじめ、市内外で3年ぶりに大きなイベントを開催する動きも目立つだけに、「常にうつらない、うつさないように気を付けて。屋外でも人混みではマスクをしたり、食べるときは黙食をしたりと、感染対策に取り組んでもらえれば」と協力を求めている。
管内では今年1月以降、オミクロン株による「第6波」が猛威を振るい、1月27日~3月21日にはコロナ対策の「まん延防止等重点措置」も適用された。2月に感染拡大のピークとなり、新規感染者数はその後、緩やかに減ったが、ゴールデンウイーク後に再び増えるなど収束が見通せない状況が続いていた。
















