宇梶剛士さんが舞台あいさつ 映画「永遠ノ矢」 劇場版公開「とても幸せ」

宇梶剛士さんが舞台あいさつ
映画「永遠ノ矢」 劇場版公開「とても幸せ」
上映後、記念撮影に応じる宇梶さん(右から2人目)

 劇場版「永遠ノ矢 トワノアイ」の公開を記念した舞台あいさつが10日、苫小牧市柳町のディノスシネマズ苫小牧で行われた。俳優宇梶剛士(たかし)さんが脚本、演出を手掛け、自身も出演する同名舞台演劇の記録映画。紆余(うよ)曲折の末、8日から無事公開となり、宇梶さんは「とても幸せで、ありがたい」と述べた。

 「トワノアイ」は、アイヌ民族である弓の名手を祖先に持つ家族の物語で宇梶さんが、自身のルーツの一つである北海道とアイヌをテーマに制作。釧路市で2021年7月に上演した舞台演劇を映画化した。

 この日の上映後、観客の拍手に迎えられて登場した宇梶さんは、コロナ禍で道内の演劇公演が当初計画の7カ所から3カ所に減ったことに触れ、2年間懸命に準備をしてきただけに「葛藤があった」と回顧。その上で、「くじけずに何とか見てもらいたいという一心で、力添えを得ながらこの映画を完成させることができた。これからも歩んでいける」と笑顔を見せた。

 宇梶さんと記念撮影した苫小牧工業高校2年の山田裕介さん(16)は「これまでアイヌのことをよく分かっていないかったが、映画を見て興味が湧いた」と笑顔。札幌市から訪れた自営業の柳田真希さん(44)は「3回目の鑑賞だが、見れば見るほど深く心に刺さり、いろんな気付きがある作品」と目頭を熱くしていた。

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