東京商工リサーチ北海道支社は、ロシアのウクライナ侵攻・価格転嫁に関するアンケート調査結果を発表した。ウクライナ侵攻で経営に「マイナスの影響を受けている」企業は54・8%となり、前回調査(4月)に比べ17・1ポイント上昇。「現時点で受けていないが、今後影響が見込まれる」(31・8%)を合わせると86・6%の企業が、「マイナスの影響」に言及している。
「マイナスの影響」を受けている企業の規模別では、大企業が53・6%で、中小企業が55%。中小企業が1・4ポイント上回った。
影響を受けている内容(複数回答)では、「原油以外の原材料高騰に伴う利益圧迫」(75・7%)が最多。これに「原油高騰に伴う利益圧迫」(75・3%)が続き、多くの企業がコスト上昇による利益悪化を懸念している。また、「現地(ロシア・ウクライナ)での生産、部品調達がしにくくなった」(12%)、「現地以外での生産、部品調達がしにくくなった」(18・9%)との指摘もあり、サプライチェーンへの影響が広がっている。
現地での生産・部品調達がしにくくなった対応策(複数回答)では、「取引先に部品確保を要請」が41・3%で最多。これに「在庫の積み増し」(40%)が続いた。「国内生産・調達へ回帰」は31・3%だった。
原油・原材料の高騰に伴うコスト上昇分のうち、何割を価格転嫁できているかについては、59・5%の企業が「転嫁できていない」と回答。「10割」(全額転嫁)は3・7%にとどまっている。
また、1ドル130円前後の円安が経営に及ぼす影響については、57・4%の企業が「マイナス」と回答した。
調査は6月1~9日に、インターネットで実施。道内企業310社から回答を得た。
















