感染急拡大 道内「第7波」入り 苫小牧など ノババックス接種可へ 道の新型コロナ対策本部

感染急拡大 道内「第7波」入り 苫小牧など ノババックス接種可へ 道の新型コロナ対策本部

 道は15日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、道内の感染状況を分析した。記者会見した鈴木直道知事は、全道の新規感染者数が3日連続で1000人を超え、14日連続で前週の同じ曜日を上回っていることについて「明らかに増加傾向に入っている」と強調。首都圏など全国で感染拡大の「第7波」に突入していることを記者団から問われ、「これまでも2週間ずれて北海道にも波が来た。これから先、他の地域と同じような傾向をたどるのではないか。感染の波に入っている」と述べ、道内でも第7波に入っているとの認識を示した。

 14日時点の全道の感染状況は(1)病床使用率8・0%(2)重症病床使用率0・7%(3)人口10万人当たりの新規感染者数136・2人(4)10万人当たりの療養者数164・5人―。前週に比べ病床使用率と重症病床使用率は横ばいだが、新規感染者数と療養者数は1・6倍前後にはね上がり、感染が急拡大している。

 知事は「病床使用率は8%と低い水準だが、感染者の増加に遅れて増える傾向にある。今後の推移に注意が必要だ」と警戒感を示した。

 また、オミクロン株の派生型の「BA.5」「BA.4」「BA.2.12.1」の感染を道内でも計17人確認。知事は「国の専門家から8月上旬には全国的にBA.5系統にほぼ置き換わると推定されている」と説明。「特にBA.5は免疫逃避が懸念され、感染者増加の要因となり得る」と述べて、引き続き変異株のゲノム解析を行い監視を継続する姿勢を示した。

 国が現下の感染拡大への対応として「新たな行動制限は行わず、社会経済活動をできる限り維持する」との基本的対処方針を決定したことを受け、知事は「本道も回復しつつある社会経済活動を維持していくため、これまで取り組んできた感染防止行動の実践やワクチン接種の促進をさらに徹底していく」と述べた。

 副反応が比較的弱く、道民の関心が高いノババックス製ワクチンについては、8月から「新たに苫小牧市と釧路市の医療機関でも接種できることが決まった」と発表。4回目接種の対象が60歳未満の医療従事者や高齢者施設従事者にも拡大されたことに関し、知事は「正式決定後、速やかに実施に移ることができるよう準備を加速してほしい」と本部員に指示した。

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