新型コロナウイルス感染拡大の影響で、国際線定期便の運航ゼロが続いていた新千歳空港で17日、約2年4カ月ぶりに運航が再開する。大韓航空(韓国)が同日から新千歳―仁川線で、毎週木・日曜に1往復を予定。初日の利用はビジネス客や公的事業の関係者が中心となりそうだが、旅客の往来が途絶えていた国際線ターミナルビルでは、関係者が「復活の第一歩」と歓迎ムードであすに備えている。
新千歳の国際線はコロナ流行により、2020年3月25日のホノルル線を最後に、定期便の運航を停止していた。国際線ターミナルビルにある土産店や飲食店など約20店が軒並み休業を余儀なくされてきたが、17日に合わせて営業再開の動き。3階一般エリアの土産店、小笠原商店の小笠原琢社長は「店をようやく開けられる。とてもうれしい」と笑顔を見せる。
同店は同日から当面、国際線の運航日のみ営業する。「観光客が急に増えるわけではないので、初めはお菓子なども置かない予定」と冷静に受け止めつつ、「これを足掛かりに徐々に旅客が増えてくれば」と期待する。
同ビル4~8階の高級ホテル「ポルトムインターナショナル北海道」は、20年2月の開業直後からコロナ禍と向き合ってきた。新千歳からインバウンド(訪日外国人旅行者)の姿が消えたことで、弓削泰浩宿泊支配人は「国際線にあるホテルとして、大変厳しい状況だった」と説明する。
道の旅行需要喚起策「どうみん割」などで「地元の方に来ていただく機会になった」と感謝しながらも「世界中からお客さんが来てくれないと」と国際線再開を待ち望んでいた心情を明かし、「お客さんが戻ってくる第一歩になれば」と力を込めた。
同ビル2階の外国人観光案内所は「開店休業」が続いた。菊池彩香スタッフは「コロナ前は多い日で450組ぐらい応対したが、コロナ後はゼロ件の日もあった」と振り返り、この間、観光情報の翻訳や接客向上のための研修、観光案内の資料整理などに当たってきたという。
菊池さんは「ここまで再開しないとは思わなかったが、一生飛ばないわけではないと準備してきた」と話し、「お客さんが笑顔でわくわくしながら観光などに向かえるよう、楽しい提案をしていきたい」と意気込んだ。
















