「努力こそ自信になる」 車いすラグビー池崎大輔選手 日軽金苫製造所で講演会

「努力こそ自信になる」 車いすラグビー池崎大輔選手 日軽金苫製造所で講演会
東京パラリンピックの銅メダルを掲げながら講演する池崎選手

 車いすラグビー日本代表で、リオデジャネイロ、東京パラリンピックの銅メダリスト、池崎大輔選手(44)が16日、日本軽金属苫小牧製造所(苫小牧市晴海町)で講演した。車いすバスケイベントの一環で、障害者スポーツ初心者や関係者約30人が参加。池崎選手はパラスポーツの魅力を伝えつつ、「どんな失敗や困難にも諦めず、常に前に進むことが大事」と訴えた。

 池崎選手は6歳の時に手足の筋力が低下する難病になり、「スポーツは無縁と思った」と率直に回顧。高校2年生で車いすバスケに出合い、「かっこいいし、もてると思った。高校生ののりで始めた」と冗談を交えてパラスポーツを始めたきっかけを紹介。「やってみると喜び、希望が生まれた。パラスポーツは困難を乗り越える力がある。人生の選択肢としてパラスポーツ選手がある」と振り返った。

 その後、車いすラグビー選手に転身し、英語が話せないにもかかわらず、単身アメリカに武者修行に出たエピソードなどを交え、「できなくてもチャレンジする姿勢が大事」と強調。「スポーツも、仕事も、『楽しい』『面白い』だけでは駄目。楽な道を選んでも成長しない。自分自身を追い込む厳しさがあって、終わった後の一瞬の喜びにつながる。不安があるから努力し、努力してこそ自信になる」と訴えた。

 日本代表としてリオ、東京で銅メダルを獲得したが、「東京の銅はしゃべりたくないほど悔しい。一番力が出るホームで3位を取る力しかなかった」とも。「車いすラグビーは自分の人生そのもの。一つ一つ成長し、結果で証明し、応援してもらえる選手になる。次のパリで世界一を目指す」と力強く述べた。

 一般社団法人北海道アダプティブスポーツ(齊藤雄大代表)が主催。初心者向け車いすバスケキャンプを同日から3日間、同製造所の日軽アリーナで初開催し、その一環で講演会を企画した。同製造所は日頃からアリーナを障害者スポーツ団体に貸し出し、地域福祉の向上に貢献している。

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