苫小牧市美術博物館で始まった特別展「芸術の都ウィーンとデザインの潮流」を監修した東京芸術大学の佐藤直樹教授による開幕記念講演会が16日、同館で開かれた。画家でウィーン世紀末の巨匠グスタフ・クリムトやエゴン・シーレ、オスカー・ココシュカの半生や作品について解説した。
佐藤教授は会場の入り口に飾られているクリムトの「人生は戦いなり(黄金の騎士)」について、「浮世絵版画のような平面性を強調した作品で、ジャポニズムの影響を受けている」と指摘。金箔(きんぱく)を使用した「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像」は「工芸的な世界観を表現し、非日常的な世界を創り出している」と述べた。
市内元中野町の主婦荒井智美さん(50)は「3人の画家の人間性なども知ることができてよかった」と満足そうだった。
特別展は、8月28日まで。
















