札幌市中央区のセンチュリーロイヤルホテルは、プラスチック資源循環促進法の施行に合わせ、4~5月にプラスチック製アメニティーを客室に置かない宿泊プランを販売したのに続き、8月から歯ブラシのみの設置を決めた。市内でこのほど開かれた環境道民会議総会で報告した。
同プランは4室限定でヘアブラシ、くし、カミソリ、シャワーキャップ、歯ブラシを客室に設置せず、1人に付き1000円を北海道環境未来基金に寄付。利用者にはスタンダードツインルームの料金で1ランク上のツインルームにグレードアップしたほか朝食を無料で提供し、268人が利用した。
期間中のアンケートでは、アメニティーがないことについて「不便に感じなかった」が43%、「あまり不便に感じなかった」が23%で、3分の2の人が支持した。一方で、アメニティーについて「有償でもあった方がいい」が10%、「無くてもいい」が39%、「環境に配慮されたアメニティーを置いてほしい」が51%と意見が分かれ、「せめて歯ブラシはほしい」との要望もあった。
同法は、特定プラスチック使用製品を前年度に5トン以上提供した事業者を、勧告や罰則を受ける可能性がある多量提供事業者と定める。同ホテルは多量提供事業者ではないが、「プラ製品の削減、切り替えは社会的責任ばかりでなく、ブランド向上つながる」と、アンケート結果も踏まえ歯ブラシのみの設置を決めた。「今後は環境負荷低減と顧客満足の両立のための将来像を検討する」という。
















