東京商工リサーチ北海道支社は、2021年(1~12月)の道内新設法人動向調査結果を発表した。新しく設立された法人数は前年比6%(275社)増の4787社で、過去10年間で最多となった。同支社では「コロナ禍の3密回避や地方回帰の動きが、道内の新設法人の動向にも影響を与えた」と分析している。
市区郡別では、札幌市中央区が882社でトップ。全体の18・4%を占めた。これに札幌市北区(356社)、札幌市東区(272社)が続き、上位3位までを札幌が独占。地方都市では旭川市が4位(270社)、函館市が8位(163社)、帯広市が9位(147社)、苫小牧市が12位(109社)に入っている。
業種別では、建設業が前年比43・2%増の719社で最多。これに6・6%減少したものの不動産(545社)が続いた。減少率が最も大きかったのは飲食料品製造業(101社)で、21%減少した。
資本金別では、「100万円以上500万円未満」が全体の52・5%を占めた。「100万円未満」(24・7%)を合わせると、77・2%が小規模な法人となっている。
法人格別では、株式会社(3022社)が全体の63・1%を占めて最多。以下、合同会社(1436社)、一般社団法人(153社)の順。この他、医療法人が前年比12・1%増と増加率ではトップで、46社が設立された。
同支社では「コロナ禍が既存ビジネスモデルや商流に変革を迫り、新たなビジネスが芽生えつつあるようだ」と指摘。また、関係官庁や商工会議所、金融機関などの「手厚い創業支援も新設法人の増加につながったとみられる」と分析している。
















