作品制作通じて文化学ぶ アイヌ刺しゅう体験講習会 市生活館

作品制作通じて文化学ぶ アイヌ刺しゅう体験講習会 市生活館
アイヌ文化の刺しゅう体験を楽しむ受講者

 苫小牧市主催のアイヌ文化刺しゅうの体験講習会が市生活館(市矢代町)で開かれており、30人の市民が受講している。アイヌ独特の文様を施したウオールポケットを、6月末から29日まで全10回の講習会で制作する内容。すでに刺しゅう部分を仕上げた受講者は「きれいにできた」と喜びの声を上げている。

 アイヌ文化振興事業として、各分野の専門家を招き、作品制作の機会を市民に提供する企画。受講無料で、受講者が完成させた作品は市で一度預かり、アイヌ文化の普及のために市内の商業施設などで展示した後、本人に戻す。

 申し込み人数は定員30人を上回り、受講者を抽選で決める人気となった。受講者は熱心に講師に質問し、アイヌ文様の縫い方のポイントを学習。刺しゅうする文様のデザインは同じでも、使う糸の色や縫い目の大きさを変え、作品に個性を出している。

 受講者の市東開町の岡田喜美子さん(70)は「自分にできるのかな、と思いながら始めた。一針ずつ縫うのは根気がいるが、きれいにできているのでは」と笑顔を見せた。

 今年度はこのほか、8~9月に工芸(募集終了)、9~10月に刺しゅう(募集8月)、10月にムックリ(9月予定)の講習会を企画している。

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