苫小牧市のボランティア団体「Cocoro’s(ココロズ)」は29日、市民活動センターで小中学生を対象とした「認知症カフェ(ほっとカフェ)・ココロズ店」を開く。認知症に関する講話のほか、患者が毎日使用する物を置く「ものをなくしにくいトレイ」作りも実施。同団体は「夏休みの工作にもお勧め」とアピールしている。
訪問看護師で、地域住民の健康維持活動にも取り組んでいる川田幸香さんらが、認知症について子どもたちに分かりやすく説明。記憶力低下により、日常生活でよく使う物をどこに置いたか分からなくなってしまう人も多いなど、認知症に伴うさまざまな困り事を知ってもらう。
後半は、参加者が認知症当事者の暮らしに役立つ「ものをなくしにくいトレイ」作りにチャレンジ。枠の中に「眼鏡」「リモコン」「スマートフォン」などのイラストや文字を書き込む。色使いや文字の大きさなど使用する側の立場に立って作ることで、相手を思いやる気持ちを育みたい考えだ。
認知症カフェは認知症の当事者や家族の社会的な孤立を防ぐため、当事者の居場所づくりとして市が進める事業。民間の団体や事業所などに委託して実施しており、ココロズも昨年度から事業を受託し、市内の飲食店などを会場に毎月1回、開いている。
小中学生向けに開くのは初めてで、川田さんは「認知症の人が感じている困り事に目を向け、自分には何ができるかを考えてもらうきっかけになれば」と話している。
午前10時から正午まで。参加無料だが、要事前申し込みで定員10人。
申し込み、問い合わせは川田さん 携帯電話090(5228)6349。
















