苫小牧市豊川町の会社員内海一弘さん(69)が、第66回新北海道美術協会展で最高賞の新北海道美術協会賞を受けた。受賞作は「無限」と題した油彩画で、時計回りと反時計回りのらせん状の階段を上る人々を描いた。来年度、会友から会員に昇格することも決まり、「二重の喜び。びっくりしている」と話す。
受賞作は昨年5月から約1年間かけて制作。絵の中には、多様な人種の人々を1000人以上描いた。内海さんは「老若男女のさまざまな人たちが階段を上る姿に多様な生き方を投影した」と作品に込めた思いを語る。
市内の建設会社に勤務し1級建築士の資格を持つ内海さんは、国内外の美術館巡りが趣味の一つ。「美術への関心は美術建築への興味が入り口だった」と振り返る。
絵画制作のきっかけは60歳の時に受けた講座。週末に筆を持ち、特にテーマは定めずに思うまま、マイペースに表現してきたという。
2015年の第60回展に初出品後、昨年の65回展で「第65回記念賞」に次ぐ協会賞を受賞した。
内海さんは「同じ協会賞でも今回は最高賞を手にすることができてうれしい」と喜び、「楽しみながら続ける中でもっと上達できれば」と抱負を述べた。
同展の展覧会が31日まで、札幌市民ギャラリーで開かれている。



















