確保病床数312床増 道、猛威の「第7波」に コロナ対策本部

確保病床数312床増 道、猛威の「第7波」に コロナ対策本部
猛威を振るう「第7波」の対策を協議した道の本部会議=29日午後5時10分ごろ、道庁

 道は29日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、道内の感染状況を分析した。全道の新規感染者数は27日から3日連続で過去最多を更新し、感染拡大「第7波」が勢いを増していることを確認。発熱症状が出たため欠席した鈴木直道知事のメッセージを小玉俊宏副知事が代読した。知事は「これまでにない感染状況。検査や発熱外来、自宅療養、病床確保のそれぞれの段階で対応力をもう一段、強化する必要がある」と本部員に指示した。

 全道の感染状況は、人口10万人当たりの新規感染者数(29日現在)は633・6人となり、前週の1・95倍に。病床使用率(28日時点)は24・2%と前週から9・8ポイント上昇。ただ、都道府県別では、新規感染者数は43位、病床使用率は47番目の最下位と低水準にとどめている。

 直近1週間の新規感染者の症状は99・9%が軽症か無症状。このため病床使用率は低く抑えられているのが特徴。一方で自宅療養者は急増しており、28日現在で3万1290人と3万人を突破した。知事は「自宅療養セットの配送体制を強化する」と強調。道民には「誰もが感染する可能性がある」ことを念頭に置き、1週間分程度の▽解熱剤▽食料品▽普段服用している薬―などをあらかじめ用意するよう呼び掛けた。

 また、対策会議では道内の確保病床数を8月1日から「フェーズ2」に引き上げて312床増の1747床とすることや、保健所の負担軽減のため健康観察業務の民間委託を8月上旬までに全26保健所に拡大することを決定した。

 病床使用率が50%を超えるなどした都道府県の知事が自主判断で発信できる「BA.5対策強化宣言」を政府が新たに設けたことについて、鈴木知事は「詳細な要件や内容を確認し、他県の動向について情報収集を」と本部員に指示した。

 一方、感染対策をしながら飲食店の需要喚起を図るため、第三者認証店で使えるプレミアム食事券「ほっかいどう認証店応援クーポン」を8月1日から販売することも決定。1冊4000円のクーポンで5000円分の食事ができる。紙クーポン50万冊、電子クーポン20万冊の計70万冊を用意。紙クーポンは道内の郵便局で取り扱い、電子クーポンは19日から専用サイトで販売する。知事は「感染対策を徹底した上で利用を」と道民に呼び掛けた。

知事発熱し公務休む
 鈴木直道知事は29日、発熱症状が出たため同日の公務を休んだ。新型コロナウイルスの抗原検査では陰性だったが、併せてPCR検査を受けており、30日にも結果が判明する。

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