スポーツマンシップ―漫録

スポーツマンシップ―漫録

 少し時を戻して神戸市で行われた小学年代の卓球全国大会。「よろしくお願いします」「ありがとうございました」とひときわ丁寧にお辞儀をしていたのは北海道菊卓会の近森なつの選手(緑4年)だった。

 初の全国舞台で緊張や不安はもちろん、結果は2敗。それでも真摯(しんし)な姿勢は最後まで崩さず、礼に始まり礼に終わるスポーツマンシップのお手本のような振る舞いに感心させられた。

 全国高校総体の陸上競技取材のため2日から徳島県入りした。ホテル側の手違いで、小生の名が「北島」で予約されていたため、チェックインにてこずった。そこへやって来た同競技出場の道外女子チーム一行。ようやく手続きが終わりエレベーターに乗ろうとした矢先、割り込むように選手たちが乗り込み上階へ向かって行った。

 夜、洗濯をしようとランドリーコーナーへ。先客がいて残り15分ほど。時間を改めて向かうと洗濯は終わっていたが、中には物が入ったまま。隣のロビーでは同チームのミーティングが行われていた。何度も様子を見に行き、ようやく洗濯機が空になったのは2時間後。疲れがどっとたまった。       (北)

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