ごみ排出量過去10年で最少 コロナ禍で経済活動停滞 苫小牧市21年度

ごみ排出量過去10年で最少 コロナ禍で経済活動停滞 苫小牧市21年度

 苫小牧市がまとめた2021年度のごみ排出量によると、家庭系、事業系を合わせた総量は20年度比1・6%減の5万5565トンで、過去10年間で最も少なかった。新型コロナウイルス感染流行前の19年度と比べると、事業系が6・3%減と大きく減った。市は、コロナ禍による経済活動の停滞が背景にあるとみる。

 市ゼロごみ推進課によると、可燃、不燃、資源物、大型ごみを合わせた家庭系は3万4813トンで、前年度比2・4%(849トン)減った。感染が広がりだした20年度は、外出自粛の強まりに伴う消費行動の変化で、家庭から出る可燃の生ごみ類などが増えたものの、21年度は自粛緩和の影響からか減少に転じた。

 しかし、新型コロナ流行前の19年度に比べると1・4%増に。特に不燃が11・7%増、大型ごみが4・2%増と伸び、同課の担当者は「コロナによる外出自粛で、自宅にある不要物の片付けをする人が増えたのではないか」と推測する。

 事業系は2万752トンで、前年度比0・2%(39トン)減とほぼ横ばい。だが、19年度比では6・3%減となり、中でも可燃の7・4%減が目立った。感染拡大で緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が道内に発令され、店の一時休業や営業時間短縮を余儀なくされるなど、経済活動の停滞で減ったとみられる。

 一方、古紙や空き缶といった資源物を町内会などが集める集団回収の量は21年度、4107トンとなり、前年比で5・1%(219トン)減った。19年度比では15・6%(756トン)減と大きな減り方を見せた。

 ごみ資源化のリサイクル率は同年度で31・0%となり、道内主要10市の中で8年連続トップを維持したものの、回収量の減少について同課の担当者は「コロナの感染拡大によって、集団回収に取り組む団体の活動も鈍ったことが背景にあるのは」と推察している。

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