7月の道内景況 4カ月連続で改善 先行き不透明な状況続く

7月の道内景況 4カ月連続で改善 先行き不透明な状況続く

 帝国データバンク札幌支店は、7月の道内景気動向調査結果を発表した。景気DI(「良い」と回答した企業の割合から「悪い」とした企業の割合を引いた数値)は前月比0・9ポイント増の41・0となり、4カ月連続で改善した。

 全国平均(41・3)との景気DIの比較では、21カ月連続で下回った。その差は0・3ポイントで、前月から1・0ポイント縮小した。

 企業の規模別の景気DIは、大企業が前月比0・6ポイント減の41・1となり、3カ月ぶりに悪化。中小企業は1・2ポイント増の41・0となり、4カ月連続で改善した。中小企業のうち小規模企業も0・7ポイント増の41・1となり、4カ月連続で改善。大企業と中小企業の格差は0・1ポイントで、ほぼ同水準に並んだ。

 業界別の景気DIは、9業界中、農・林・水産、金融、卸売、小売、運輸・倉庫、サービスの6業界で改善した。小売は34・8で最も低い水準だが、5カ月連続で改善。農・林・水産は11・4ポイント上昇して41・0となり、40台に回復した。

 一方、建設、不動産、製造の3業界は悪化。不動産は4ポイント減の46・8と50台を割り、4カ月ぶりに悪化。製造も0・7ポイント減の38・4となり、4カ月ぶりに悪化した。

 先行き見通しでは、「3カ月後」が42・6(前月調査42・7)、「6カ月後」が41・5(同42・1)、「1年後」が43・5(同43・0)となっている。

 同支店では「リアルイベントが再開される傾向にあって広告関連を含むサービス業が改善傾向を示す一方で、新型コロナウイルスの第7波を先行きの不安材料に挙げる声もある」と分析。さらに農・林・水産、建設や製造など幅広い業界が飼料やエネルギー、原材料価格の高騰を警戒していることも指摘。「設備投資意欲の減退や消費マインドの低下などを懸念する声は多く、北海道の景況感は緩やかに持ち直しているものの、先行きが不透明な状況は続くだろう」とみている。

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