道は5日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、道内の感染状況を分析した。感染して自宅療養中の鈴木直道知事はオンラインで会議に出席し、病床使用率は全国の都道府県別で最低水準だが、新規感染者数が過去最多を頻繁に更新する現状について「この夏の感染拡大防止に向けて集中的な取り組みを行っていく必要がある」と強調。効果的な感染防止行動の徹底、円滑な検査、病床の確保、ワクチン接種の促進など「保健医療提供体制の強化を含めた総合的な対策を速やかに検討を」と本部員に指示した。
4日時点の全道の感染状況は(1)病床使用率32・1%(2)重症病床使用率3・6%(3)人口10万人当たりの新規感染者数808・9人(直近1週間)(4)10万人当たりの療養者数981・5人(同)―となり、4指標とも前週から増加。特に10万人当たりの新規感染者数は7月28日時点(592・9人)に比べ216人増と、爆発的な感染拡大が続いている。
病床使用率も7月28日時点(24・2%)に比べ7・9ポイント上昇。知事は「全国的には最も低い水準にとどまっているが、新規感染者数の急増で今後、さらなる入院患者数の増加が見込まれる」と指摘。特に札幌市が42・7%、十勝圏が46・3%となり、政府が新設した「BA.5対策強化宣言」を発令する目安の「50%超」に近づいている。知事は「札幌市を含む道央圏と十勝圏については即応病床のフェーズ『2』から『3』への引き上げ(約210床の増床)に向け、検討を加速してほしい」と指示した。
感染拡大「第7波」の要因となり、感染力の強いオミクロン株の派生型「BA.5」系統の置き換わりも加速。道内ではこれまでに145件が検出され、道立保健所管内分の検出率は66・7%と主流になりつつあると推定される。
知事は「こうした状況の中で、お盆の時期を迎え、人の移動が活発化し感染リスクが高まる時期になる」と警戒し、道民に改めて基本的な感染防止行動の徹底を呼び掛けた。
















