発足から1年を迎えた「ゼロカーボン北海道」タスクフォース・地方支分局レベル会合が9日、札幌市内で開かれた。道内から脱炭素先行地域に選定された十勝管内の上士幌町と鹿追町、石狩市の首長がそれぞれの取り組みを説明した。
脱炭素先行地域には全国から76提案の応募があり、26市町村が選ばれた。北海道からは1市2町が選ばれている。
オンライン参加した上士幌町の竹中貢町長は、同町の76%を占める森林面積は約100年分の吸収量を保有すると説明。バイオガスプラントの家畜ふん尿の資源循環で発電した電力の地産地消の取り組みを紹介した。
道生活環境部の今井太志ゼロカーボン推進監は「ゼロカーボン北海道」の実現に向けた国への要望内容を説明。▽地域資源を活用した脱炭素化の推進▽電力基盤の増強―を挙げ、洋上風力発電など再エネの導入拡大に向けた道内の送電網整備や、新たな海底送電ケーブルの2030年度運転開始を目指す整備計画の策定、早期着工などを求めていく方針を示した。
櫻井洋一道地方環境事務所長は「食と観光に加えて再生エネルギーが北海道のポテンシャル」と述べ「脱炭素を進めることで社会問題、経済問題は解決する。官民一体で取り組まなければ50年の脱炭素は達成できない」とし「成功例を作り、北海道を脱炭素のフロントランナーに」と訴えた。
















