苫小牧市糸井で樽前養鱒(ようそん)場を経営する石川正剛さん(83)は、バーベキューなどで使用するトングに加工を施し、靴下や医療用ストッキングの着脱を助ける補助器具を開発した。「前かがみの姿勢を取るのが難しい人の助けになれば」と話している。
石川さんは2021年8月、持病の治療のため弾性ストッキングの着用を始めたが、脱いだり履いたりが一苦労で、楽に脱げるようにする補助器具を同年9月に考案した。今回は、脱ぐだけでなく履くのも楽にでき、靴下にも使える器具を7月下旬に完成させた。
トングの先端に滑り止め用のゴムを取り付け、2本のトングで靴下などを挟んで使う。「脱ぐだけでは不十分と感じていたので、履く時にも使えるものができてよかった」と喜ぶ。
トング先端の外側には靴べらの先端部分を取り付け、最初に発明した脱ぐ時の補助機能も備える。今後、考案したデザインの意匠登録を目指し、特許庁に申請する予定だ。
石川さんは材料費約3000円で製作の依頼に応じるといい、「高齢者や妊婦など困っている人に使ってもらえればうれしい」と語った。問い合わせは石川さん 携帯電話080(4042)3926。
















