苫小牧市樽前の道央自動車道で、車とヒグマが衝突する事故が相次いでいる。4~7日、道路脇の柵を越えるなどして侵入したとみられる4頭が衝突死した。現場はいずれも白老IC(インターチェンジ)から札幌方向に約7キロの地点。目撃情報に基づく通行止めも発生するなど影響が広がっている。
樽前の道央道では4日午後10時50分ごろ、1件目の車とヒグマの衝突事故が発生。路上で成獣と子グマそれぞれ1頭の死体が見つかった。
5日午前11時50分ごろには、子グマとみられる体長60センチの1頭が乗用車にはねられ死んだ。付近で別の1頭が出没し、苫小牧西インターチェンジ―白老IC間の上下線が4時間40分にわたって通行止めとなった。
6日午前9時45分ごろにも1頭の目撃情報があり、約2時間、同区間が通行止めとなった。7日午前3時30分ごろ、衰弱した子グマ1頭が見つかったが、間もなく死んだ。この影響で約4時間にわたり、同区間は再び通行止めとなった。
一連の事故によるけが人や人畜への被害は確認されていない。死んだ4頭は親子だった可能性もあるという。
道警高速隊によると、過去5年間に道内の高速道路で起きたヒグマと車の衝突事故は23件。担当者は「高速道路は安全な速度で、適切な車間距離を保って走行してほしい。もし動物が現れても、第2、第3の事故を防ぐため急ハンドルは切らないで」と呼び掛けている。
















