苫小牧市の若草町内会はこのほど、こども会「防災フェス」を若草総合福祉会館などを会場に初めて開いた。地域の小中学生や保護者約30人が参加し、日頃の備えの大切さを学んだ。
町内会行事は新型コロナウイルスの流行で2年間自粛していた。
参加者は同会館で、市社会福祉協議会のボランティアセンタースタッフから地震や津波、樽前山の噴火について「災害で一番大事なのは慌てないこと」と説明を受けた。小中学生は、避難時に必要と思う物を入れて自宅から持参した袋の中身を1人ずつ発表した。ライト、非常食、水などが袋から出てきて、周囲の大人を感心させた。
この後、若草公園に移動。大人にマッチなどの使い方を聞いて火おこしを体験したり、湯や水に浸すだけで完成する非常食用ご飯を食べたりし、避難生活の一端を疑似体験した。非常食用ご飯を「おいしい」と味わっていた若草小学校5年生の菅野佑太君(10)は「家に帰ったら、きょう学んだことを生かしたい」と振り返り、同級生の伊藤圭秀君(11)は「地震は怖いけれど、いろいろと学べて少し怖くなくなった」と笑顔を見せた。
防災フェスを企画した伊藤加世子青少年部長(37)は「顔見知りになっておけば、何かあった時にも役立つので、こうした行事を継続していきたい」と力を込めた。
















