帝国データバンク札幌支店は、原油・LNG(液化天然ガス)価格高騰に対する道内企業の意識調査結果を発表した。「直接的にマイナスの影響がある」と回答した企業は56・5%に上り、過半数を超えた。
直接的にマイナスの影響が出ている業界別では、運輸・倉庫が80%で最多。これに製造(71・9%)、建設(64・8%)、農・林・水産(55・6%)、小売(46・7%)が続いた。
資源価格高騰に伴い現在、実施している対策(複数回答)では、「節電・節約」が55・1%でトップ。以下、「エネルギーコスト上昇分を販売価格へ転嫁」(22・1%)、「仕入先・方法の変更」(8・3%)の順。業界別では、農・林・水産が「節電・節約」の割合が77・8%と最も高かった。
一方、21・4%の企業が「特に対応していない」と回答。特に小規模企業は25・4%に上り、4社に1社が対応策を取っていない。
今後、資源価格高騰が継続した際に実施する対策(複数回答)では、「エネルギーコスト上昇分を販売価格へ転嫁」が30・3%で最多。これに「節電・節約」(29・9%)、「既存設備を省エネ設備へ切り替え」(12%)が続いた。
今後、資源価格高騰がどの程度の期間続くと考えるかについては、「1年以上」と回答した企業が原油で30・6%、LNGで29・2%といずれも最も高かった。
同支店では「幅広い業界の企業にマイナスの影響を与えている」と分析し、「特に運輸業や製造業など、燃料費のコスト負担が以前から大きい業界ほど影響が大きく、企業業績を押し下げる可能性がある」と指摘している。
調査は6月17~30日、道内企業1103社を対象に実施。552社から回答を得た(回答率50・0%)。
















