小中学生が東日本大震災の東北被災地で防災について学ぶ苫小牧市こども研修事業の報告会が11日、市議会本会議場で開かれた。参加した児童生徒が一人ずつ、岩倉博文市長らに津波の教訓など現地で学んだ事や感想を述べた。
研修は7月28~31日に実施。市内の小中学生35人が岩手県田野畑村や宮古市で語り部ガイドから震災時の話を聞いたほか、観光名所の「龍泉洞」や八戸市の館鼻岸壁朝市を訪れた。
報告会では7人ずつ五つの班に分かれ、5分程度で発表した。
「災害と文化を知り、減災につなげよう!」をテーマに掲げた班は、津波被害に遭った宮古市田老地区について紹介。震災後、交差点の見通しを良くするために「隅(すみ)切り」と呼ばれる設計を取り入れ、後世への記憶として遺構を保存していることに触れ、苫小牧市も隅切りや防潮堤、避難道の整備といった対策が必要と訴えた。
岩倉市長は、道の新たな津波浸水予測の公表を受け、市も新たなハザードマップを策定中であることを説明。「今後もそれぞれの道で頑張ってほしい」とエールを送った。
参加者に研修用の帽子とネックストラップを提供した苫小牧港開発の関根久修社長も「自分が経験したことを周りの人に話し、研修での経験を生かしてもらえれば」と語った。
大成小6年の坂下七海さん(12)は「決意表明時より緊張せずに発表できた。津波時の防潮堤の役割は時間稼ぎで、まずは高い所へ逃げることが大事であるという話が一番印象に残っている」と述べた。
















