前線を伴った低気圧の影響で15日夜から16日正午すぎにかけて大雨に見舞われた苫小牧市内は16日、西部地区の一部世帯で、トイレの水が流れにくくなるトラブルが続出した。市への問い合わせは同日だけで約380件に上り、午後9時まで澄川小、泉野小、錦岡小の3校の体育館トイレを緊急開放するなど市職員が対応に追われた。
市上下水道部によると、トイレのトラブルは、小糸魚川から、錦岡までの西部地区で発生。同日午後3時から3小学校に職員を配置し、各校の体育館トイレを近隣住民に開放したところ、それぞれ数人の利用があったという。
併せて、市の広報車で西部地区を巡回。下水処理の復旧作業を優先させるため、しばらく風呂や洗濯での水の使用を控えるように呼び掛けた。
市内澄川町の男性(86)は同日正午ごろ、「自宅のトイレの水を流したら、便器の水かさが上昇してきて驚いた。午後2時ごろには復旧した」と振り返る。
市はトラブルの原因について、同日午後1時までの24時間雨量が140ミリを超え、「雨天時浸入水」と呼ばれる雨水で処理場やポンプ場に送る水量が急激に増えたためと分析している。市は大雨対策として、2015年から3カ年計画でポンプ機能を従来の1・5倍に増強したが、担当者は「多くの住民にご迷惑を掛ける結果となった。しっかり検証し、今後の対策に生かしたい」としている。
















