7月に東京都で開かれた第23回松涛連盟全国空手道選手権大会で、苫小牧市の日本空手松涛連盟・志濤館に通う小学生3人が入賞した。日頃の鍛錬が好結果につながった
田邉翔(澄川)が出場した小学3年男子形には45人がエントリー。持ち前のスピードを生かして順調に勝ち上がり、初出場ながら3位に食い込んだ。「うれしいけど、優勝したかった。(4人での)決勝はスピードを意識し過ぎて基本がおろそかになった」と悔やんだ。「悪い所を直して、次は全国で優勝したい」と再挑戦に燃える。
平岡夢彩(日新)は小学6年女子形に出場。39人がエントリーする中、決勝まで残って4位入賞。「勝ち上がるにつれて緊張がなくなり、いいパフォーマンスができた」と振り返るが、「実力が足りない」ことも実感。「もっと練習して全国大会で優勝を」と切り替えた。
渡辺哲庸(豊川)は小学4年男子形(43人エントリー)に出場して敢闘賞(ベスト8)。「やったことのない他県の選手に勝ててうれしかった。引き手や突きの握りを意識してできた」と手応えも感じた。次の目標は「全国大会でメダルを取る」と闘志満々だ。
金澤薫館長は「2年ぶりの全国大会だったが、3人入賞はこつこつと積み上げてきた努力の結果」と話している。

















