岩澤(ウトナイ中2年)東西王座決定戦へ―日本一懸け、攻め抜く〔全日本UJボクシング〕

岩澤(ウトナイ中2年)東西王座決定戦へ―日本一懸け、攻め抜く〔全日本UJボクシング〕
東日本を勝ち上がり、日本一へ挑む岩澤

 第8回全日本UJボクシング王座決定戦東日本代表選考会(9~11日、茨城県水戸市アダストリアみとアリーナ)の中学生男子36キロ級で、千歳ボクシングジムに所属する苫小牧ウトナイ中学校2年の岩澤侍永(いわさわ・じぇい)が優勝、26日から同会場で行われる第9回全日本UJボクシング王座決定戦に出場する。持ち前のスピードを駆使した攻め抜くボクシングで日本一へ挑む。

 岩澤は6月に札幌市で行われた北海道予選会の認定試合を経て、北海道、東北、関東、北信越、東海の各ブロック代表で競う東日本代表選考会に出場。初戦の石川創琉(東海)を5―0の判定で下すと、決勝では羽倉孝太郎(関東)と互いに手の内を探り合う難しい展開の中で攻め切って3―2の判定勝ち、悲願の王座決定戦切符をつかんだ。強豪の関東勢を退けて王座戦まで進むのは胆振では初。21年の歴史がある同ジムでも2人目という。

 2歳から空手を始め、幼少から心身ともに格闘技の基礎を体にたたき込んできた。6歳からは千歳市の現ジムへ通ってボクシングの道へ。昨年の東日本代表選考会の初戦。実力伯仲の接戦となったが、わずかの差(アグレッシブ)で悔しい判定負け。今年は「自分から攻めて、手数を出せるような練習に力を入れてきた」と闘志がにじみ出る。

 王座決定戦は西の代表と日本一を懸けた大一番で、九州ブロック代表の強豪との対戦が予想される。岩澤は「圧倒的に勝てるように準備している。焦らず、自分のペースでやりたい」と冷静だ。

 同ジムの川上孝幸会長は「東日本選考会はセコンドと岩澤の気持ちが一つになって勝ち上がれたと思う。王座でもいい試合ができるようにサポートしたい」と話している。

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