仁川線再運休相次ぐ 新千歳国際線 厳しい水際対策影響 「ビザ免除」求める声

仁川線再運休相次ぐ 新千歳国際線 厳しい水際対策影響 「ビザ免除」求める声
新千歳空港のティーウェイ航空搭乗手続きカウンター。9、10月はほぼ全休する=24日

 7月に国際線の定期便が約2年4カ月ぶりに再開した新千歳空港で、運休もしくは今後の運休計画が相次いでいる。新型コロナウイルス感染拡大と日本の厳しい水際対策で、旅客需要が想定を下回るためだ。24日に政府が水際対策の緩和を発表したが、航空各社からは「早くビザ(入国査証)免除を」の声が上がる。一方、26日から台北路線の便が予定されるなど、対策緩和が具体的に進めば再開の動きは加速しそうだ。

 新千歳空港の国際線定期便は、7月17日に韓国最大手の大韓航空、同21日に韓国の格安航空会社(LCC)ティーウェイ航空が、いずれも仁川線を約2年4カ月ぶりに再開したが、旅客需要の低迷を受けて運休、もしくは今後の運休を決めた。8月はアシアナ航空(韓国)も同路線でチャーター便を運航しているが、再開したばかりの定期便が再び途絶える異例の事態になりそうだ。

 大韓航空は毎週木・日曜に1往復していたが、今月18日から運休している。同社は「残念だがやむを得ない。需要が思うように回復していない」と説明する。入国者数は1日上限2万人、観光は添乗員付きのパッケージツアー限定など、日本ならではの厳しい水際対策が続く影響が大きく、「団体客がいる日はよかったが、それ以外は本当に少なかった」。今後はコロナの感染状況や水際対策の進展を見極めて再開を決める方針で、「一日も早く再開したい」と強調する。

 ティーウェイは7月28日から毎日1往復していたが、今月9日から毎週火曜を運休しており、9、10月はほぼ全休(9月3、6、9、12日は運航)する予定だ。同社は「コロナ前は不要だったビザの取得で、申請から2~3週間かかる。その間にコロナに感染し、キャンセルとなるケースが多く、当社としても厳しかった」と振り返る。政府の水際対策緩和についても「PCR検査の免除などより、必要なのはビザの免除。問題が解決し、コロナが落ち着けば、すぐにも再開したい」と説明する。

 一方、26日には台湾最大手の中華航空(チャイナエアライン)が台北線を再開する。毎週金曜にエアバスA330を1往復する予定で、同社は「水際対策の緩和は当初想定よりも遅れているが、この日に向けて準備してきた。さらに緩和が進んでくれれば」と期待。シンガポールLCCのスクートも、11月からシンガポール線の直航便と台北経由便の再開を発表している。

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