苫小牧市社会福祉協議会のボランティアセンター(ボラセン)は22日、市民活動センターで福祉の学習推進セミナーを開いた。札幌市を拠点に障害への理解を広げる活動をする杉本梢さんが講師となり、「心で正しく障がいを知る」と題して講演。障害だけに注目せず、対話を通じて相手を理解する大切さを訴えた。
ボラセンは地域福祉の担い手となる人材育成を目的に、市内の小学校で福祉の学習を実施。福祉現場で働く人などを講師として派遣し、人が支え合う意義を児童に伝えている。セミナーは、この活動をさらに推進しようと市内の学校関係者のほか、地域福祉に関心がある市民も対象にして開き、約30人が参加した。
杉本さんは自身も視覚に障害があり、人ごみの中の移動や相手を判別することが苦手なことを説明。その上で、障害者という言葉は法律や社会、教育、医療の場面で区別するために使われており、「国が不自由さの程度を示すために定めたもの。国が変われば障害の定義も変わる」と強調。障害を正しく理解するには、一定の知識と当事者との対話が欠かせないことを繰り返し語った。
セミナーではこのほか、視覚障害や知的障害などを疑似体験する時間も設け、参加者は障害のある人が感じている困り事に理解を深めた。
















