苫小牧保健所は25日、全国で流行する「手足口病」の警報を発令した。管内(東胆振1市4町)の定点当たり患者数は15~21日の1週間、13・2人で基準値(5人)を上回り、2019年以来約3年ぶりの発令となった。同保健所は「手洗いの徹底を」と感染対策を呼び掛けている。
定点医療機関(管内小児科5カ所)で感染状況を把握している。週別の定点当たり患者数は7月中旬以降、0・2~1で推移していたが、前週(8~14日)は4・4人と増え、今回の速報値で急拡大した。
管内では20、21年と新型コロナウイルス感染拡大に伴う対策の徹底や外出・人流の抑制などが奏功し、手足口病も流行しなかった。行動制限のない今夏はコロナ感染者数も過去最多を更新し、手足口病も急増したとみられる。
保健所は「今年は人が集まる機会も増えている」と指摘し、「感染予防は手洗いが有効。特に保育施設など乳幼児が集団生活する場所は集団感染が起こりやすいため、排せつ物の適切な処理にも努めて」と注意を促している。
手足口病は主に夏に流行するウイルス感染症。手足や口の中などに水疱(すいほう)性の発疹が出る。ほとんどの場合は数日で治るが、まれに中枢神経系の合併症が出るケースもある。例年は患者の9割前後が5歳以下の乳幼児という。
















