大ベテラン「杉さん」米寿祝う大会―パークゴルフ

大ベテラン「杉さん」米寿祝う大会―パークゴルフ
杉さんの米寿を祝う大会に参加した愛好者たち=提供

 苫小牧市はまなす町のパークゴルフ場、NPOはまなすクラブでこのほど、競技歴36年の大ベテラン杉美恵子さん(88)の米寿を祝う大会が開かれた。年齢にちなんで愛好者88人が参加し、杉さんとの交流のひとときを楽しんだ。

 36ホール(パー132)のストロークプレーで行われ、女子のみハンディキャップ3の男女混合で順位を決めた。主役の杉さんは「すごく調子が良かった」と99打の好スコアで見事4位に入った。

 杉さんと競技を通じて親交のある有志が企画。市内外から多くの賛同者が集まった。開催に尽力した一人の高安昭仁さん(68)は「パークゴルフ界の大先輩の節目をみんなで祝うことができて良かった」と喜ぶ。

 ひょっとこ踊りや南京玉すだれなど伝統芸能にたけ、高齢者向け「脳トレ・リズム体操」を考案するなど幅広い分野で活躍する杉さん。町内会のレクリエーションをきっかけに1986年からパークゴルフに親しんできた。「一人でも、大勢でも気軽に楽しめる」とかつては道内、米国ハワイのコースでもプレーし大会優勝経験も持つ。

 現在は他活動の合間を縫って月に2回程度、市内の大会に参加。「いつもぶっつけ本番なの」と笑う。「米寿を祝ってくださる人がいること自体幸せなこと」と感謝し「やれるまでパークを続けていきたい」と気持ちを新たにしていた。

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