道が新型コロナウイルスの感染対策を講じている飲食店に与える「北海道飲食店感染防止対策認証制度(第三者認証制度)」で、胆振管内の取得率は制度開始から約1年たっても約半数にとどまっている。認証の有無は、消費者が店を選ぶ際の重要なポイントにもなっており、道や苫小牧市は改めて登録を呼び掛けている。
認証制度は2021年9月から札幌市を皮切りに始まり、翌月から全道で実施されている。胆振管内の取得率は26日時点で52%。道内平均の62%に比べ10ポイント低く、胆振総合振興局は取得に必要な作業に比べて「メリットが薄かったのかもしれない」と推測する。
道は市町村別の取得率を公表していないが、苫小牧市内では17日時点で497店舗が登録している。市は認証を取得した事業者に1店舗あたり5万円を給付しており、刺身居酒屋なか善(表町)を経営する藤淳一社長(45)は「メリットはたくさんあった」とする一方、「認証店としての対策がお客さまにどこまで伝わっているのか」と疑問点も指摘する。
23日には、同振興局の篠原裕史産業振興部長らと市の職員が飲食店44店を巡回し、認証取得を呼び掛けた。大町の居酒屋「楽喰酒場銀ちゃん」はカウンターを6席から4席に減らして間隔を空け、少人数でも大きめの団体部屋に通すといった対策を講じている。リーフレットを受け取った金久徹代表(48)は「忙しさから後回しにしていたが、手続きを進めたい」と話していた。
道は今月から、認証店で利用できるプレミアム付き食事券「ほっかいどう認証店応援クーポン」を発行している。販売価格4000円で5000円分の食事券が付き、紙クーポンは郵便局で購入できる。同振興局は「クーポンの対象となる認証店の登録はまだ可能。この機会に取得してもらいたい」と話している。
認証制度は、距離の確保やアクリル板などの設置で飛沫(ひまつ)感染を防ぐ座席配置ができているかなど、基準に沿ってセルフチェックを行い、オンラインで申請する。後日、事務局が店舗へ調査員を派遣し、基準に適合しているかを確認して認証書を交付する。
















