まちぐるみの子育て支援について考える勉強会が、苫小牧市福祉ふれあいセンターで開かれている。ワーカーズコープぽっけ地域福祉事業所が、11月に市内で開催を予定している子育て応援まちづくりサミットに向けて、10月6日まで全4回主催。子どもの養育に携わる人や関心のある人などが、熱心に学んでいる。
市内の子育て支援団体苫小牧ネウボラの協力。初回は25日、児童虐待やそのリスクが高い家庭への支援をテーマに開かれ、11人が参加した。
講師を務めた北海道医療大学臨床福祉学科の片山寛信助教授は、子どもが命を落とした過去の虐待事件を例に挙げ、子どもの権利を守るためには行政や一部の有識者だけではなく、地域全体で見守ることが極めて大切と説明。個々が単独で支援するのではなく、子どもを中心に据えた「支援プラン」を作成し、それに沿ってさまざまな立場の人がつながって支援する仕組みづくりを提案した。
このほか、市健康こども部こども相談課の担当職員が、市の虐待対応や支援体制を説明。苫小牧民報社の記者は、子どもや子育て世帯を取り巻く環境について語った。
同事業所は発達支援を要する子どもの療育施設を運営しながら、有志の活動として企業などから食料を集めて必要な人に提供するフードバンク事業を展開。この事業を通じて子育て支援にも注力する中で、苫小牧ネウボラとも連携してきた。
両者は官民が一体となり、まちぐるみで子どもや子育て世帯を支える包括的支援ネットワークの構築を目指してサミットの開催を企画。サミット実行委員会を立ち上げる前に内部で実態把握や課題の共有を図るため、市内や近郊から講師を招き、勉強会を計画した。
同事業所の松崎愛さんは「サミットは未来を担う子どもたちに笑顔が広がるよう、このまちで何ができるかを考えるきっかけにしたい」と語った。
















