苫小牧市内の書道啓心社(沖田啓峰代表)に所属する2人が日本書道研究会(本部札幌市)主催の第36回総合展で最高賞の日本書道研究会賞に輝いた。一般の部で応募総数174点の中から明野新町の看護師西谷虹泉さん(27)が、同学生部(応募総数860点)で苫小牧高専2年の上野愛結さん(16)が選ばれた。
西谷さんは初唐代の書家、褚遂良の文皇哀冊(ぶんこうあいさく)から「浮沿應龍在」の5字を臨書した。手本にしたのは9歳から師事し、3年半前に亡くなった河原啓雲前代表が書いたもので「先生に教えてもらったことを一つ一つ思い出しながら書いた」と受賞を喜んだ。初めての最高賞に「自分が取れると思っておらず、驚いた」と話しながらも「書道が好きなので、これからも続けていきたい」と意欲を語った。
上野さんは王羲之の蘭亭叙から「足以極視聴」の5字を行草体で書いた。作品の締め切りが中間試験の1週間前だったが「今までで一番うまく書けた」と出来栄えに満足した様子。週1回の稽古後に自宅で2時間練習に励んだ。「全国展が12月にあるので、苦手な部分を克服し、納得のできる作品を書きたい」と早くも先を見据えていた。
2人を指導してきた師範の鈴木紅藍さんは、西谷さんについて「一喜一憂せず淡々と取り組んでいることが結果に結び付いた」とたたえ、上野さんは「勉強熱心で、日ごろの努力やライバルと切磋琢磨(せっさたくま)した結果」と、さらなる成長に期待した。
受賞作品は9月4日まで、札幌市民ギャラリーで展示される。入場無料。























