7月に千葉県で行われた第27回全国道場選抜空手道大会小学女子5年の部(組手)で、苫小牧市の空手道場、成空会川沿支部の松芳美海(錦岡小6年)が3位の好成績を収めた。「うれしくて、これまで頑張ってきてよかった」と笑顔で話した。
大会は新型コロナウイルス感染拡大の影響で1月開催予定から延期が続いたため、現小学6年は小学5年の部に出場。初の全国舞台に「緊張して勝てるか不安だった」が、言葉とは裏腹に試合が始まるといつも以上の力を発揮。得意の突きを何度も繰り出し1、2回戦を危なげなく勝ち上がった。
3回戦では、距離を取って戦う相手のスタイルに苦戦。手を出してきたところにカウンターを狙っていたが、間合いが大きく思い通りの展開に持ち込めず。それでも手数で攻めて判定勝ち。
準決勝では、互いに有効打を連発。ポイントの取り合いになったがあと一歩で敗退。「自分から攻めていく姿勢が足りなかった」と悔しさをにじませた。
小学3年生から空手を始め、週4回の稽古に汗を流してきた松芳は「蹴りを試合でもっと出せるように練習して、次は全国優勝を目標に取り組みたい」と意気込む。指導する八木瑞樹副支部長は「普段から男子に引けを取らない姿勢で稽古に励み、努力を怠らない。次は10月の全道大会で北海道チャンピオンになってほしい」と期待を寄せた。

















