小6の2教科 全国水準 苫市教委 全国学力テスト結果公表 中3数学は全国との差拡大

小6の2教科 全国水準 苫市教委 全国学力テスト結果公表 中3数学は全国との差拡大

 苫小牧市教育委員会は、4月に市内の小学6年生と中学3年生を対象に実施した2022年度全国学力・学習状況調査(学力テスト)の結果と考察を公表した。テストは国語、算数(数学)、理科の3教科。小6の国語と理科の平均正答率は全国とほぼ同等だったが、それ以外については全国平均を下回った。

 学力テストは市内23小学校の児童1362人、15中学校の生徒1287人を対象に実施。理科は4年ぶりに行われた。

 小6の国語は、平均正答率65%。「言葉の特徴や使い方に関する事項」は漢字についての問題で全国平均を上回ったが、条件に合わせて自らの主張を60~100字でまとめる問題は全国平均を下回り、無回答が17%を占めた。

 小6の理科は同63%で短答式、記述式の問題で全国平均を上回った。実験の結果から分かることを考察する問題を中心に成果が表れた。

 一方、中3の数学は同44%と、全科目の中で最低。全国平均との差が約7ポイントと、前回よりも拡大した。すべての問題で全国平均を下回った。特に数式を用いて説明する問題については課題が見られ、全14問のうち正答数4問以下の生徒が全体の4割程度に上った。

 学習状況調査の「生活、学習習慣」で1日当たり2時間以上、テレビやスマートフォンなどでゲームすると答えた児童・生徒が半数以上を占めた。1日当たりのSNS(インターネット交流サイト)や動画視聴時間については、2時間以上が小6で約4割、中3で約6割とそれぞれ全国平均を上回った。

 「いじめは、どんな理由があってもいけないことだと思う」と回答した児童生徒が全国平均を大きく上回る9割だったことに関しては、各校のいじめ問題への地道な取り組みの成果とみている。

 市教委は、全国との差が広がった中3の数学について「習熟が遅い生徒に向けた授業もしていかなければならない」と指摘。「ICT(情報通信技術)を活用した協働的な学びで、全国並みの水準まで持っていきたい」と話した。

 学力テストの調査結果は、市のホームページでも公表している。

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