胆振東部地震発生から丸4年を迎えた6日、苫小牧市内の多くの中学校で津波避難訓練が行われた。同地震を教訓に、児童、生徒の防災意識を高める「胆振防災教育デー」(9月6日)にちなんだ取り組み。生徒たちは地域住民や幼稚園児らと共に、災害時に取るべき行動や避難手順を確認した。
和光中(大村浩喜校長、412人)は昨年7月に道が示した津波浸水予測図で浸水想定区域に入ったことを受け、同じ双葉町内の苫小牧藤幼稚園と合同で実施した。
訓練は津波を伴う地震が起きた想定で、開始がアナウンスされると生徒たちは机の下に避難。スピーカー放送される指示に従って生徒は校内の階段、園児は校舎外の非常階段を上り、3階の高所まで移動した。
3年の牛川爽咲(そうら)さん(14)は「もし学校にいる間に地震が起きたら訓練通り、落ち着いて行動したい」と気を引き締めた。
開成中(細部善友校長、112人)は今年度初めて、第八区自治会、春日・清水町内会と「学校・地域合同防災訓練」を行った。和光中と同様、地震発生後に大津波が来る想定で生徒たちは教諭の指示に従い、素早く校舎3階へ避難した。
体育館では、生徒を保護者へ安全に引き渡す手続きもシミュレーション。自治会の役員らよるアルファ米の炊き出し訓練も行われた。
胆振東部地震の土砂崩れに曽祖母の家が巻き込まれたという、3年の小川さくらさん(14)は「避難訓練は大事」と改めて実感。初めて校内に足を運んだ緑町の主婦山崎洋子さん(75)は「40年間(町内に)住んでいるが、学校に入ったのは初めて。災害が起きたらここに避難しなければならないので教室や体育館を見てイメージを膨らませた」と語った。
胆振防災教育デーは2019年、胆振教育局などが制定。管内の全小中学校と義務教育学校が防災学習に取り組む日で、内容は各校が独自に定める。



















