知床半島沖で26人が乗った観光船「KAZU 1(カズワン)」が沈没した事故で、乗船者とみられる3人の遺体をロシア側から引き取った第1管区海上保安本部(小樽市)の巡視船「つがる」が10日午前、小樽港に到着した。海保は遺体を道内の施設に搬送し、DNA型鑑定で身元の特定を進める。
つがるは午前8時ごろ、小樽港に接岸。岸壁に止めた車とタラップがブルーシートで覆われる中、3人の遺体はそれぞれ車に移され、港を後にした。1管の職員4人が車を敬礼で見送った。
北方領土・国後島では5月に男女2人、ロシア・サハリンでは6月に男性1人の遺体が見つかった。海保関係者によると、ロシア側で行われた鑑定では、国後島で発見された男女は甲板員曽山聖さん(27)と乗客の北見市の女性、サハリンの遺体は道内の男性とDNA型が一致したという。
つがるは8日に小樽港を出港。9日朝にサハリンで3人の遺体を引き取り、同港に向かっていた。
事故は4月23日に発生。15人の死亡が確認され、現在も11人が行方不明となっている。
















