苫小牧署管内(東胆振1市4町)で2022年上半期(1~6月)に発生した万引きの件数は92件で、前年同期に比べ15件増えた。摘発者は44人で前年同期比9人減だったが、転売目的で高額商品を万引きする成人の犯行が多発しており、同署が警戒を呼び掛けている。
同署管内の過去10年間の万引き認知件数(かっこ内は摘発人数)は▽12年185件(129人)▽13年170件(126人)▽14年134件(98人)▽15年147件(115人)▽16年131件(99人)▽17年191件(135人)▽18年191件(134人)▽19年158件(95人)▽20年132件(104人)▽21年136件(80人)。増減を繰り返しながらもここ3年間は減少傾向にあったが、今年は最多だった17、18年に迫る勢いだ。
最近は少年や高齢者による食料品や日用品の万引きだけでなく、ドラッグストアで高額な健康食品や化粧品を盗み、転売する30~40代の摘発が目立っているという。4月には、季節雇用で働きに来ていた道外在住の男(42)が、苫小牧市内のドラッグストア11店舗で5000円のサプリメントなどの万引きを繰り返し、逮捕されている。
同署の田中康紀刑事3課長は「自由に使える金が欲しくて盗んだというケースが多い」と指摘。店側には防犯タグの取り付けや、陳列棚に箱のみを置く万引き防止策のほか、「私服警備員を巡回させることも大切」と呼び掛ける。「万引きは出来心から簡単に手を染めてしまいがちだが、窃盗という重大な犯罪。絶対に行ってはいけない」とし、各店舗にも発見時は直ちに通報するよう要請している。
















