4日に当別町で開かれた第35回全日本小学生相撲優勝大会北海道ブロック予選会で、苫小牧相撲少年団の佐藤尊吏(糸井小3年)が優勝、12月に東京都で行われる全国大会出場を決めた。目指すは両国国技館での頂点だ。
予選会の小学3年の部には5人が出場。佐藤はリーグ戦初戦の工藤虎之助(札幌少年団)に快勝すると、2位だった梅田桜佑(美幌町少年団)らも押し相撲で下して4戦全勝。全国出場が懸かった4年生の部優勝の池田湊(津別町少年団)との一番は自分よりも大柄な池田を一気に押し出しで破り、初の全国大会を勝ち取った。
祖父の勧めで幼稚園年少から始めた相撲。身長140センチ、体重60キロの恵まれた体格を生かした押し相撲が得意で、苫小牧相撲少年団の杉山金一代表も「中学生以外では一番当たりが強い」と太鼓判。今大会、大きな相手にも「まったく怖くなかった」と強気だ。
仲間との稽古や遊びが佐藤の相撲へのモチベーションを高めている。コロナ禍の中で稽古ができない中でも、兄の魁吏(糸井小5年)とともに筋トレに励み、大会に備えてきた。
杉山代表は「押しのほかに、突きができると相撲に幅が出る」と分析、さらなるステップアップに期待を寄せる。12月4日に両国国技館で開かれる第35回全日本小学生相撲優勝大会に向けて、「いつもの通り、当たって前に出る相撲で優勝を目指したい」と話している。

















