帝国データバンク札幌支店は、SDGs(持続可能な開発目標)に関する道内企業の意識調査結果を発表した。「SDGsに積極的」な企業は49・4%と約半数に上り、前回調査(昨年6月)に比べ17・4ポイント上昇した。SDGsへの取り組み効果(複数回答)では、「企業イメージの向上」が36・2%で最多となった。
積極的な企業の内訳は、「意味および重要性を理解し、取り組んでいる」が19・7%。「意味もしくは重要性を理解し、取り組みたいと思っている」が29・7%だった。
一方、「言葉は知っていて意味もしくは重要性を理解できるが、取り組んでいない」が36・8%、「言葉は知っているが、意味もしくは重要性を理解できない」が7・2%。両方を合わせるとSDGsを認知しつつも取り組んでいない企業は44%で、前回調査に比べ10・7ポイント減少した。
企業からは「実際に取り組みやすい項目を国家の指針として明確にしてほしい」(陶磁器・ガラス器卸売)と政府の支援を期待する声や、「ストレスを感じながらSDGsを推進することは疑問を感じる」(専門サービス)との意見も出ている。
SDGsに積極的な企業の規模別では、大企業が67・4%だったのに対し、中小企業は45・9%。中小企業のうち小規模企業は39・3%で、依然として企業規模間に格差が生じている。
SDGsでは2030年までに達成すべき17の目標が設定されている。この17目標の中で力を入れている項目(複数回答)に関しては、働き方改革などを含む「働きがいも経済成長も」が26・1%でトップ。これに、再生可能エネルギーの利用などを含む「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」(20・7%)と、リサイクル活動やエコ商品の生産・使用などを含む「つくる責任つかう責任」(同)が続いた。
17目標のうち、今後最も取り組みたい項目は「働きがいも経済成長も」が14・5%で最多だった。
SDGsの取り組みによる効果については、トップが「企業イメージの向上」で、以下、「従業員のモチベーションの向上」(30・2%)、「経営方針等の明確化」(15・6%)、「採用活動におけるプラスの効果」(13・2%)の順。企業の61・6%が取り組み効果を実感している。
調査は6月17~30日、道内企業1103社を対象に実施。552社から回答を得た(回答率50・0%)。
















