苫小牧出身・大野(日体大2年)「全力尽くし、上位入賞を」―国体切符つかむ ボクシング

苫小牧出身・大野(日体大2年)「全力尽くし、上位入賞を」―国体切符つかむ ボクシング
とちぎ国体の北海道代表に選ばれた大野=提供

 苫小牧出身の大野毅人(日本体育大学2年)が8月に札幌市北区体育館で行われた第77回国民体育大会ボクシング競技北海道予選会で奮闘し、国体(10月6~10日、栃木県)の出場権を獲得した。空手からボクシングへ転身してつかんだ大舞台。「全力を尽くして上位入賞を目指したい」と闘志を燃やしている。

 大野は同予選会のLH(ライトヘビー)級に出場。2人で競った試合は3分2ラウンドで行われ、フックを軸に上下に相手を揺さぶりながらパンチを繰り出し、判定の末に勝利を収めた。「いつも試合では動きが硬くなるが、今回はリラックスして臨むことができた」と納得の内容だった。

 中学1年生の時、幼稚園から続けてきた空手に、ボクシングのパンチ力を生かしたい―と競技を始めた。気付けばボクシングに夢中になり練習を本格化。主戦場をボクシングに移した。

 小さい頃から恵まれた体格だった大野は現在178センチ80キロ。日頃から欠かさなかった走り込みでスタミナには自信がある。持ち味は相手の動きに合わせたカウンターでの左フック。「タイミングを計り、相手の死角から体重を乗せて力強く打ち込んでいる」と話した。

 息子の戦いを見守ってきた父暁史さん(48)は「普段から走り込みやシャドーなど熱心に取り組んでいた。各地区から強者が集まる大会なので、一つでも多く勝ってほしい」と背中を押した。

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