北海道電力の藤井裕社長は22日に会見し、2023年3月期の連結業績予想を発表した。最終的なもうけを示す純損益は710億円程度の赤字との見通しを示し、「非常に厳しい収支となるが、冬期の電力需要のピークに備え、燃料調達の創意工夫に取り組み、収支改善を図っていく」と語った。68億円の黒字だった前年度同期に比べ780億円程度の減となる。14年度3月以来、過去3番目の規模を見込んだ。
経常損益は、燃料価格や電力市場価格の上昇などの影響で138億円の黒字だった前年度同期に比べ840億円程度減少し、700億円程度の損失となる見通し。
売上高は、燃料価格上昇に伴う燃料費調整額の増加や小売り、他社への販売電力量の増加などにより6634億円の黒字だった前年度同期から3070億円程度増加し、9700億円程度となる見通しとした。契約者の多い規制料金の値上げについては「現時点では考えていない」と語った。
また、この日の取締役会で「中間配当を無配とする決議をした」ことを明らかにした。要因は「連結業績の経常損失に加え、燃料価格の高騰により収支が悪化した場合を考慮すると、年度末時点で配当原資を確保できないリスクがあると判断した」と述べた。
















