アイヌ施策や北方対策などを担当する岡田直樹地方創生担当相は25日、就任後初めて白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)を訪れた。アイヌ民族の遺骨が安置されている国の慰霊施設や国立アイヌ民族博物館の展示を視察。伝統的家屋のチセで鈴木直道知事と会談し「アイヌの方々に寄り添い、対話しながら着実に施策を進めていきたい」と述べた。
岸田文雄首相は8月の内閣改造で、これまで内閣官房長官が職務として担っていたアイヌ施策担当の大臣を新設した。岡田氏は「ウポポイはアイヌの歴史や伝統、文化、芸術が凝縮されている空間。年間来場者100万人を目指し、頑張っていきたい」と語った。
鈴木知事は「新設されたアイヌ担当大臣として長時間にわたり、視察や現場の職員と交流していただいた」と感謝し、▽アイヌの文化振興や生活向上を進めるための予算確保▽ウポポイの全国規模での誘客促進▽北方四島交流事業の早期再開や周辺水域での安全操業の安定的継続と操業機会の確保▽北方領土返還要求運動推進―などの要望書を手渡した。
会談後の会見で岡田氏は「十分な財源を確保して進めていくことは当然。力を尽くしていく。ウポポイについては今後増えることが見込まれる訪日客に向けても誘客を進めたい」と述べた。北方領土対策については「四島交流事業は日ロ間の最大の優先課題の一つ。早い時期に北方領土隣接地域を訪問し、現場の声を伺いたい」との認識を示した。
















