苫小牧市内の中小企業経営者有志でつくる実行委員会などが24日、苫小牧樽前小隣接地で実施した同小開校100周年記念の「とまこまい百年花火」。樽前地区では初となる打ち上げ花火実現までには、消防団や地域住民をはじめとする多くの人たちの支えがあった。
当日、同小周辺には市消防団の錦岡、日新、新富3分団と同本部の総勢約50人がポンプ車1台を用意して待機。カシワやミズナラなどの古木が残る同小敷地内の豊かな森を万一の火災から守るため、実行委の要請で集結した。
本番の3週間ほど前から会場周辺で、放水に必要な水圧を確保する手段などを協議。打ち上げ直前には、森への散水も行った。市消防団の新谷新一団長は「子どもたちが大事にしてきた森と聞いていたので、何事もなく終わってよかった」と胸をなで下ろす。
前日からの長雨で実行委が用意した約800台分の駐車場がぬかるみ、直前で500台分が使えなくなるトラブルも発生。地域住民が急きょ新たな用地提供を申し出て700台分をカバーできた。翌25日朝からは実行委や樽前町内会のメンバー、同小の児童、保護者、教職員ら約100人が会場周辺のごみ拾いに汗を流した。
同町内会の浜部敏明会長(77)は「今まで樽前地区で花火を上げたことはなかった。間近で花火を見られ、素晴らしかった」と笑顔。実行委に開催を依頼し、自らは当日の交通整理などに当たった同小PTA会長の中岡亮太さん(43)も「子どもたちがとても喜んでくれた。実現できて、本当によかった」と感謝していた。
















