苫小牧泉野小6年生の山田悠真君(12)=苫小牧市川沿町=は全国のご当地料理を1品ずつ作り、母親智子さん(43)の写真共有アプリ「インスタグラム」のアカウントで順次公開するチャレンジをし、今年5月までに「日本一周」を成し遂げた。「家族らに食べて喜んでもらえるのがうれしい」と言い、今は、世界各国の名物料理作りに挑戦中だ。
悠真君が料理を始めたのは、小学4年だった昨年1月。智子さんの手伝いで作ったのがきっかけといい、家族や祖父母に振る舞って喜ばれるのがうれしく、土日、祝日など学校が休みの日には自主的に台所に立つようになった。レシピや包丁の扱い方など調理技術は智子さんに教わったり、インターネットで自ら調べたりして腕を磨いてきた。
インスタで順次公開してきた全国のご当地料理は、悠真君が5年生の冬休みの自由研究の題材に選んだもの。農林水産省のホームページ(HP)で紹介された「うちの郷土料理」を参考にメニューを決め、食材や調理法、歴史も調べた。完成した料理や調理過程を撮った写真を添え、ノートにまとめた。
長野県の「五平餅」、宮城県の「油麩(あぶらふ)丼」、山形県の「芋煮」、京都府の「千枚漬け」…。親の出身地、過去に行ったことがある場所などゆかりの地の料理から順番に作っていった。
最初に作った北海道の「いももち」については「こねるのが大変だった。ぱさぱさしていて硬かったので、もう少しじっくり火を通せばよかった」と反省も。冬休み中に47都道府県分を作り終えることができず、今年5月までかけて全国制覇した。
悠真君は「複数の料理を作った地域もあり、最終的には60品目に達した。一番おいしくできたのは、愛知県の『たこ飯』。こんな料理もあるんだと勉強になった」と振り返る。
現在は、大手旅行会社がHPに掲載している世界の料理に挑戦中。すでにスペインの「パエリア」、イタリアの「ティラミス」など10カ国計18品目を仕上げた。
作った料理は、智子さんのユーザー名「noriyama5442」のインスタアカウントで順次公開。閲覧者から多くの「いいね」を獲得しているという。
智子さんは「最近はレシピを見なくても作れる料理も増え、手際やさじ加減も身に付いてきた」と笑顔。「偏食だったが、料理を始めていろんな物を食べられるようになったのもうれしい」と話している。



















