相談対応件数は過去最多 21年度児童虐待 全道6421件で19年度上回る 小学生以下が8割

相談対応件数は過去最多 21年度児童虐待
全道6421件で19年度上回る 小学生以下が8割

 道は、2021年度の道立8児童相談所(児相)における児童虐待相談対応状況を発表した。相談対応件数は前年度比8・8%増の4019件で、過去最多となった。札幌市児相分(2402件)を加えた全道の件数も同2・6%増の6421件で、19年度(6396件)を上回り、過去最多を更新した。

 道立児相分の相談内容別では、心理的虐待が2535件と全体の63・1%を占め、最も多かった。これに身体的虐待828件、ネグレクト(養育の怠慢・拒否)615件、性的虐待41件が続いた。

 相談の経路別対応では、警察署からの通告による対応が2221件と55・3%を占めて最多。以下、児相等777件、市町村327件の順。

 主な虐待者では、実父が1700件、実母が1699件と共に全体の42・3%を占めた。これに、実父以外の父(養父や母の内縁の夫など)が392件で続いた。虐待内容別では、身体的虐待とネグレクトは実母、性的虐待と心理的虐待は実父の割合が最も高くなっている。

 虐待を受けた子どもの年齢構成は、(1)小学生1426件(2)3歳~就学前1004件(3)0~3歳未満689件(4)中学生610件(5)高校生・その他290件―の順。0歳から就学前までの割合が全体の約4割、小学生以下が約8割を占めた。

 虐待への対応では、子どもが在宅のまま保護者に助言指導やカウンセリングを行う面接指導が91・4%(3675件)を占めた。この他、施設入所が122件、里親等委託は14件だった。

 虐待に至った主な要因では、「夫婦間不和」が33・4%でトップ。これに「心または人格の問題」(19・7%)、「育児疲れ」(18・2%)が続いた。

 道は今後も▽児相の体制強化▽市町村の体制強化▽啓発活動の実施―を柱に児童虐待防止に取り組む。

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